ワンセグ

2007-06-23

ここ最近になって、Mac対応のワンセグチューナーが続々と発表されています。そのほとんどがWindowsにも対応しており、Boot Camp環境下でも難なく使えます。
そんなワンセグに魅力を感じて、私も先日チューナーを購入しましたしかし、どうも好きになれません。何故好きになれないのか。理由は3つあります。
まず第一に、電波が不安定である事。デジタルなので致し方ない事なのかもしれませんが、映るときは鮮明に映る、映らない時は全く映らない。これに関しては、アナログ放送の方が便利なように感じます。特に私の自宅の場合、電波が非常に入りにくいらしく、屋内では全く映りません。また、自宅以外でも電車内などで見る人も居るかと思いますが、電波が弱くなると、一瞬画面が止まってしまう。こんなんじゃ、見られたもんじゃありません。
二つめに、画素数が小さい事。解像度320×180ピクセルは、パソコンで見るには少々厳しい。「ながら見」には適していると言えますが、じゃあいつも「ながら見」をするのかといったらそうではなく、むしろフル解像度で見る方が多いんじゃないかと思います(私だけかもしれません)。しかし、フル解像度(私の場合、1024×768ピクセル)で見ると、もう文字は潰れるは、人の顔は潰れるはで見られたもんじゃありません。「画質が良い」事がデジタルの利点なのに、こんなんじゃアナログに負けます。最近はケータイにも、最近は解像度の大きいものが主流になって来ているし、やっぱり今の解像度では小さいのではないかと思います。
そして三つ目に、チャンネルの切り替えが遅い事。いちいち周波数?を変えなければならないので、チャンネル切り替えに5秒ほどの時間を要します。これは結構不便で、ストレスがたまる。
以上の事を踏まえると、やっぱりワンセグは、まだまだ見直す点が多いように感じます。「地上デジタル放送」のメリットは、映像にノイズがない事、番組情報が入手出来る事などですが、これらがあまり生かされていない。12セグメントの、パソコン向けの「地デジチューナー」はまだ発表されて居ないし、やっぱり「家で見る」ならアナログ放送の方が便利なように感じます。
ただ、まだワンセグという規格自体始まったばかりなので、今後、より良いものへ改良して行けたら良いと思います。そのうち、フォーセグとか出るんじゃないか…。